熱性けいれんのおうちでのサポート
- 2025年1月30日
- 一般小児科
けいれんしている?どうしよう?…頭が真っ白になる。
もしお子さんがけいれんしたら、頭が真っ白になるのではないでしょうか?
まずは『あわてない』ことです。
今回は熱性けいれんが起きた際に注意する点について記載しますので参考にしてみてください。
熱性けいれんについて
熱が急に高くなったときにけいれんが起こります。10人に1人くらいは熱性けいれんになるので、めずらしい病気ではありません。また、熱性けいれんを起こしたお子さんの3人に2人は一生に1回だけです。しかし、何度もけいれんを起こすお子さんもおられます。
おうちで気をつけること
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・まずは『あわてない』ことです。平らな場所に静かに寝かせて、服をゆるめて、吐いたものが喉に詰まらないように顔を横に向けてください。
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・指、お箸、タオルなどの物を口の中に入れないでください。
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・余裕があれば、時間(何分間続いているか)、動き・様子(手足の動き、左右差、目の動き、顔色、唇の色)、意識(呼びかけに反応するか)などを観察してください。熱による震え(悪寒)なのかわからなければ動画を撮影するのも良いでしょう。
- ・けいれんがとまったら、呼びかけに反応するか、名前が言えるか確認してください。反応がない場合は、けいれんが続いている可能性があります。5分以上続いている場合は救急車を呼んでください。
こんな時は救急車を呼んでください。
- ☑けいれんが5分以上続いているとき(熱性けいれんは通常数分間でとまります。)
- ☑24時間以内に再度けいれん(2度目)が起きたとき