ヘルパンギーナのおうちでのサポート
- 2025年8月22日
- 一般小児科
夏風邪が流行っていると聞きました。
熱の子が多く、みんな夏風邪と言われています。
検査しても何も出ないみたいです。夏風邪って何だろう?
今回はヘルパンギーナに罹患(または疑い)した際にお家での過ごし方について記載しますので参考にしてみてください。
ヘルパンギーナについて
- 突然の発熱(39℃以上)に続いて、のどの痛み、のどの奥に赤いブツブツ、小さな水ぶくれができる「夏かぜ」の一種です。4歳以下の乳幼児に多く、原因となる病原ウイルスが複数あるため、再発することもあります。2~3日以内に回復するお子さんが多いです。
おうちで気をつけること
- ・ のどの痛みが強いため、水分や食事が十分にとれなくなることがあります。オレンジジュースなどすっぱい飲みものは避け、冷ましたみそ汁やスープ、リンゴジュースがおすすめです。少量を回数多く飲ませてあげてください。
- ・食事は熱いもの、すっぱいもの、塩辛いもの、かたいものを避け、冷たくのど越しの良 いものをあげてください。冷ましたおじや、豆腐、やわらかいうどん、バナナ、ゼリーなどがおすすめです
- ・お風呂は高熱がなく、元気であれば入ってもかまいません。
- ・熱が1日下がって元気で、いつもの食事がとれるようであれば登園・登校可能です。
おうちで広めないために
- ・ヘルパンギーナは咳をしたときの飛まつにより感染します。また、発症後から1ヶ月くらいは便の中にウイルスが排泄されるため、排便後やおむつ交換の後にはしっかりと手をあらってください。
- ・こまめに手洗いし、タオルの共用は避けてください。
お子さんが登園登校できる目安
- ・発熱や咽頭痛などの症状が落ち着いて、元気になった時です。
こんな時はもう一度受診してください。
- ☑5日以上の高熱が続くとき
- ☑水分をあまりとらず、おしっこが12時間以上でないとき
- ☑元気が無く、ぐったりしているとき