注射は嫌だ…帰る…ハチさんのブルブル使う?
- 2025年11月21日
- 予防接種
注射は嫌だ…帰る…
現在、インフルエンザが大流行していますね。
みなさんはインフルエンザワクチンを打ちましたか?
今シーズンはワクチンの効果があるような気がしています。
それでも、接種する前には『注射は嫌だ…帰る…』というような会話を外来ではよく耳にします。やっぱり注射は嫌ですよね…今回は当院でのインフルエンザワクチンについての取り組みについて記載しますので参考にしてみてください。
『痛くない』インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)について
ひとつめは当院では今年から『痛くない』インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)を接種しております。フルミスト点鼻液は鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンとなります。『りんご味がする!!』と笑顔で帰っていくお子さんの姿が印象的でした。残念ながら、今年は予約がいっぱいとなっております。喘息などで接種できないお子さんもいますが、どうしても痛くて怖くて暴れてしまうお子さんやインフルエンザワクチン(注射)で腕が腫れやすいお子さんは来年度に検討してもらえるといいのではないかと思います。
ハチさんのブルブル(Buzzy mini®)について
もうひとつは当院では今年から『注射を頑張ろう』としているお子さんにハチさん(またはテントウムシさん)のブルブル使う?と声を掛けています。新たに導入した機器ですが、冷却と振動を併用して予防接種の痛みを軽減するものになります。お母さんからは『ピアスを開ける感じですね!!』と言われます。個人的にはよくわかりませんが…針を刺した瞬間の痛みは特に軽減できているような印象があります。ただインフルエンザワクチンは薬液の注入時に痛みが強く、どうしても我慢できずに泣いてしまうお子さんもいるのが現実です。それでも『冷たいのするならやる』と言ってくれるお子さんもいらっしゃいます。もうすでに使ってみてアンケートに答えていただいたお子さんもいるかもしれません。ご協力いただきありがとうございます。この結果はいつかご報告できればと思います。現在は少し大きなお子さん(4歳以降)に限っていますが、インフルエンザワクチンをはじめ、さまざまな予防接種で使用していますので、お声がけするかもしれません。

当院では予防接種についてスタッフとともにいろいろな工夫をしながら取り組んでいます。
お子さんが少しでも痛みや不安が少なく、これからも頑張って診察室に入ってくれるきっかけになればと願っています。