先天性心疾患のクリニックでの管理②(症状について)|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

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先天性心疾患のクリニックでの管理②(症状について)|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

先天性心疾患のクリニックでの管理②(症状について)

この子が心不全にならないか心配です…

チアノーゼって??

前回からシリーズで先天性心疾患のクリニックでの管理について連載しています。前回は「先天性心疾患のクリニックでの管理は大きく分けると2種類になる!!」について紹介しました。①肺へ流れる血液量が多くなる場合と②肺へ流れる血液量が少なくなる場合です。今回はこの2種類の管理について症状の違いに注目して簡単に紹介していきたいと思います。

 

  • この子は先天性心疾患なのに心不全にならない!?

みなさんは『心臓が悪い=心不全になる』というイメージをお持ちではないでしょうか?しかし、先天性心疾患のお子さんの病状が悪くなるとすべて心不全症状を認めるわけではありません。心不全とは異なる『チアノーゼ』になるお子さんがいらっしゃいます。チアノーゼとは毛細血管の還元型Hbが5 g/dLを超える状態と定義されますが…簡単に考えると生きていくのに必要な酸素が不足した状態です。 

お気づきの方も多いかと思いますが、『先天性心疾患の管理は大きく分けると2種類になる!!』につながっています。つまり…典型的な症状も大きく分けると2種類となります。①心不全を主な症状とする場合、②チアノーゼを主な症状とする場合です。

①肺へ流れる血液量が多くなる先天性心疾患➡︎心不全を主な症状とする

②肺へ流れる血液量が少なくなる先天性心疾患➡︎チアノーゼを主な症状とする

 

では、具体的にはどのような症状でしょうか?このブログを見ていただいている方は以前のブログで見たことがあるかもしれません。重い心臓病が疑われる場合の症状ですが…この中にひとつだけ仲間はずれがいます!!

 以下の症状がある場合は重い心臓病が疑われるので緊急で受診ください

☑ ミルクの飲みが悪い➡︎心不全

☑ 体重の増えが悪い➡︎心不全

☑ 呼吸が早く肩で呼吸をする(あばら骨が浮き出るような)➡︎心不全

☑ 泣くと青黒くなる➡︎チアノーゼ

☑ よく汗をかく➡︎心不全

 

つまり②肺へ流れる血液量が少なくなる先天性心疾患のお子さんの場合、病状が悪くなると心不全を主な症状とせずチアノーゼを主な症状とします。なので、冒頭の心配している親御さんに『お子さんの病気はミルクの飲みや体重の増えが悪くなる(心不全を主な症状とする)ことはないから、泣くと青黒くなっていないか(チアノーゼになっていないか)注意してあげてね』と説明しています。

 

  • 先天性心疾患の管理は症状から想像する!?

このように先天性心疾患のクリニックでの管理は症状から大きく分けると2種類となります。例えば、当院(クリニック)には心雑音を指摘されてご紹介いただくことが多いのですが、「哺乳する時にしんどそうではないですか?」「体重は増えていそうだな〜」「泣いた後に青黒くならないかな?」と、心臓超音波検査で心臓をチェックする前からどちらの管理になるのかな?と想像しながら診療を進めています。また、逆に大学病院や総合病院で管理されているお子さんが感染症や予防接種で受診された時は病名や現在の状況からどちらの管理になっているのか考えながら診療しています(紹介状をご持参いただくと助かります!!)。

今回のブログは「先天性心疾患のクリニックでの管理は大きく分けると2種類になる!!、そして症状も大きく分けると2種類!!」でした。

今後もシリーズで先天性心疾患のクリニックでの管理について連載していきますのでお楽しみに!!

 

次回はみなさんが楽しみにしている秋祭りの様子です。
詳細はもう少ししたらホームページでお知らせしますね。
今回からは私もスタッフとして参加しますのでお声がけください!!
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