〜小児看護専門看護師ブログ〜学会発表してきました!|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

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〜小児看護専門看護師ブログ〜学会発表してきました!|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

〜小児看護専門看護師ブログ〜学会発表してきました!

こんにちは!小児看護専門看護師の中井です。

今回で私のブログも最終回になります。最近はクリニックに来ていただいているお子さんのご家族より「ブログ読みました!」と声をかけていただくこともあり、このような形で皆さんと繋がれていることをとてもうれしく感じております。

さて、今回はあるテーマについて先日「小児保健協会学術集会」というところで発表してきましたので、その内容についてご協力いただきましたお子さんとご家族へのお礼も兼ねてご報告したいと考えております。

 

  • 学術集会ってなに?何を発表したの?

  • 学術集会ってなに??

学術集会とは、その分野に関わる研究者や現場で働く様々な専門家が一堂に会し、新しい研究成果を発表し合い、議論することで学問の発展や知識の共有を行います。学術集会はまだ論文になっていない最新の知識やその分野におけるトレンドを知るうえで非常に有用であり、私も毎年自身の自己研鑽も兼ねて小児看護に関わる学術集会には参加しています。久しぶりに全国の仲間に会えることや開催地のおいしいものを食べることができるのも実は楽しみのひとつです。

  • 何を発表したの??

当クリニックでは昨年度、インフルエンザワクチンの際に以前院長のブログにも登場した「つめたいはちさん」をお子さんに使ってみた満足度やご意見のアンケートをご協力いただいておりました。その内容をまとめてみた結果、とてもお子さんにとって良い結果が出たので、ぜひこれは他の施設の方にも知っていただきたい!という思いで今回「小児保健協会学術集会」というところで発表をしてきました。

「つめたいはちさん」の製品名はBuzzy mini®と言います。Buzzy mini®はもちろんお子さんに安全に使うことができることは証明されており、ブルブルとした振動と冷却で注射の際の痛みを緩和する方法として海外ではポピュラーに使われており、効果も実証されているものでした。しかし、国内においてはまだまだ効果がある報告が少ないのが現状でした。さがわキッズクリニックでも、昨年度から導入しており、使用した際のお子さんの反応が明らかに違うため、これは効果があるのだろうなと思い、今回インフルエンザワクチンを接種するお子さんへアンケートを実施し、満足度や意見を聞いてみることにしました。

今回なんと、214名の方からご回答いただくことができました。

 

  • どんな結果が出たの??

ここからは皆さんに応えていただいたアンケートをまとめた結果についてお話ししていきたいと思います。

  • 「つめたいはちさん」を使って満足だった?

「つめたいはちさん」を使って「とても良かった、少し良かった」と答えた方は84%いらっしゃいました。逆に「良くなかった、全然良くなかった」と答えた方は5%でした。

ここからも使ってみてよかったなと思ってくれているお子さんが多いことがわかりました。

 

  • 「つめたいはちさん」をまた使いたい?

「つめたいはちさん」をまた使いたいかという質問に「使いたい」と答えてくれた方は86%、「使いたくない」と答えた方は5%でした。

この結果からも一度使うと次も希望するお子さんが多いことがわかりました。

 

  • 「つめたいはちさん」を使ったらどのくらいの痛みがあった?

インフルエンザのワクチンを受けるときに「つめたいはちさん」を使いたいと希望してくださったお子さんに、「注射を刺すとき」と「ワクチンが身体に入っているとき」の2場面がどのくらい痛かったかをフェイススケールというものを使って6段階の痛みで評価してもらいました。結果は「注射を刺すとき」の痛みより「ワクチンが身体に入っているとき」の痛みの方が少し強いことがわかりました。これはおそらくインフルエンザのお薬自体が身体に入るときに痛みを伴いやすいことも影響していると思われます。

 

  • 「つめたいはちさん」を使ってみた感想

今回アンケートの最後に「つめたいはちさん」を使ってみた感想をお子さんとご家族に聞いてみました。その内容をご紹介します。

<お子さんからの感想>

今回、65名のお子さんが感想を書いてくれました。その内容は「痛みが軽減した」「怖さが軽減した」「リラックスできた」「次回も使用したい」といったつめたいはちさんを使うことでの効果を感じる感想もあった一方で、「痛みは変わらない」「緊張が増大した」という感想も教えてくれました。

<ご家族からの感想>

20名のご家族の方が感想を書いてくれました。内容は「介助が楽であった」「こどもの緊張がほぐれた」「こどもの痛みが軽減している様子であった」というつめたいはちさんを使うことでお子さんへの効果を実感している一方で「診察時間が長くなる」「こどもの緊張を増大させている」といったご感想もいただきました。

 

今回の結果より「つめたいはちさん」を使った多くのお子さん、ご家族が満足し、次回も使いたいと希望しており、「痛みが軽減した」体験になったことがうかがえました。一方で「つめたいはちさん」を使うことでお子さんの注射までの時間が長くなり、緊張を増大させてしまう可能性もあり、そのようなお子さんには「つめたいはちさん」をあてて注射を待ってもらっている間はリラックスできるような雰囲気づくりや声掛けが大切になってくることがわかりました。

 

今回発表させていただいたところ、予想以上に多くの学術集会参加者の方から興味を持っていただきました。中には、「どうやってお子さんに説明していますか?」「つめたいのを嫌がるお子さんはいませんか?」「どんな年代のお子さんに効果がありそうですか?」など小児科の先生や看護師の皆さんが興味津々に質問をくださいました。

 

これまでのブログでもお話ししてきたように、多くのお子さんにとって注射は怖いものです。そして、その痛みをゼロにすることはなかなか難しいと思います。しかし、お子さんの体験する怖さに寄り添い、痛みを少しでも軽減できるのは、やはり医療者の手腕にかかっていると思います。今回の発表が少しでも他の施設で注射を頑張るお子さんの助けになれば良いなと思いながら無事発表を終えることができました。

今回、お忙しい中、アンケートにご協力いただきましたお子様、ご家族の皆様には心より感謝申し上げます。

 

  • おわりに

今回で、私のブログは最終回になります。

今回のブログの執筆を通して、私のクリニックでの実践を言語化する機会をいただいた狹川院長に感謝申し上げるとともに、執筆を進める中で、私はクリニックに来てくれている、たくさんのかわいいかわいいお子さんにいつも勇気とパワーをもらっていると改めて実感することができました。

いつもいつも、一生懸命生きているお子さんたちに私は今後もずっと寄り添い、お子さんのこえを聞き続ける存在でありたいと考えています。

最後までブログを読んでいただき本当にありがとうございました!!

これからもどうぞよろしくお願いいたします!!

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