川崎病とは?川崎ってなに?なぜ心臓外来を受診するの?|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

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川崎病とは?川崎ってなに?なぜ心臓外来を受診するの?|さがわキッズクリニック|京都市立桂中学校付近の小児科【京都市西京区】

川崎病とは?川崎ってなに?なぜ心臓外来を受診するの?

川崎病という病気をご存知ですか?

これまで多くの川崎病のお子さんを見てきましたが、川崎病になったことがあったり疑われたりしたことがなければなかなか耳にしない印象があります。しかし、この病気は日常生活で注意しなければならない病気になります。

 

まず、この病気は1967年に初めて川崎富作先生が報告したため、川崎病という名前がついています。残念ながらお亡くなりになってしまいましたが、研修医時代にご挨拶することができたのが良い思い出です。個人的な思い出はさておき、なぜ川崎病が注意しなければならないかというと川崎病になって高熱が続くと心臓の周りの血管にこぶ()ができてしまうからです。小さいこぶ()であれば、2年以内に約半数が正常に戻りますが、大きなこぶ()ができてしまうと後遺症として残ってしまうからです。

 

川崎病は4歳以下の子どもに多い病気で、どなたにもなる可能性があります。検査で診断されるものではなく、6つの主な症状(最後に記載しています)のうち、5つ以上が当てはまると診断されます。また、最近は症状が全て揃わない場合もあります。治療の目標は心臓の周りの血管にこぶ()を作らないように10日以内に熱を下げてあげることになり、入院による特別な治療が必要になります。現在は治療法が確立されてきており、こぶ()を作ることは少なくなっていますが、一部の重症な川崎病や症状が揃わずに治療が遅れてしまう場合もあるためゼロにはなっておりません。当院では「熱が5日以上続くようなら必ず受診ください。」「熱が続いていますね、以下の6つの症状はないですか?」としつこく聞くことがあるかと思いますので、ご了承ください。

 

以下の症状がある場合は川崎病が疑われるので受診ください。

☑ 高熱が続く

☑ 両方の白目が充血する

☑ 舌が赤くなってブツブツしている

☑ 体にさまざまな形の赤いブツブツができる

☑ 手足が赤く腫れている(熱が下がった後に指の皮がむけている)

☑ 首に硬い物が触れる(腫れている)

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